今回の記事はマスターズを制した松山英樹のクラブセッティングにも含まれているマッスルバックアイアン。スリクソンのZ-FORGED(ゼットフォージド)アイアンをカラーカスタムして買ってきましたのでそのご紹介をいたします。アマチュアにマッスルは難しいともいわれておりますが、果たしてどうか。
製品スペック
改めましてスリクソンゼットフォージドアイアンのスペックを見ていきましょう。
番手 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(°) | 20 | 23 | 26 | 29 | 33 | 37 | 41 | 46 |
ライ角(°) | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 |
バンス角(°) | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 |
長さ(inch) | 38.75 | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.25 |
バランス | D2 | D2 | D2 | D2 | D2 | D2 | D2 | D2 |
3番アイアンからラインナップしてある時点でアマチュアには厳しーもんがありますね。アマチュアに必要な箇所だけ抜粋して表にしましたが、長さの0.5インチ刻みも細かいです。バンスとバランスはすべて同一となっております。
私自身スリクソンのアイアンを購入するのは初めてだったのですが、シャフトバリエーションについては以下のようなラインナップとなっております。
- ダイナミックゴールド DST シャフト
- N.S.PRO MODUS³ TOUR 120 スチールシャフト
これは・・・そうです。シャフトにスチールアイアンしかラインナップされておりません。カーボンシャフトは自分でカスタマイズするしかないってことです。
ちなみに。。モーダスは言わずもがなですが、DSTシャフトって知らない人も多いかもしれませんので補足をしておきます。
DSTはダンロップ製のアイアン特注モデルのようなもので、スリクソンとゼクシオのアイアンでよくラインナップされている、通常のダイナミックゴールドのシャフトを少しカウンターバランスさせたものです。
先端よりは、根本に重きを置いている。そんなイメージで、ヘッドが走りやすくなるようです。
ちなみに筆者は、せっかくなのでこの両者ではなく、別のシャフトにカスタムして、カラーカスタムも施しました(笑)
オーダーしたシャフトとカラーについて
シャフトについて
今までNSPRO950GHを使っていたのですが、ここで新しいシャフトも試したい欲求にかられたので私は以下のシャフトにいたしました。
ダイナミックゴールド(DG)105/S200です。
これ結構迷ったし、結構調べたんですよね。最近の主流ってカルカタだと思っていて、かといって軽すぎるのも重すぎるのも嫌だったし、スライサーの私的には合うのがこれでした。
105グラムくらい(実際は103グラム)で、フレックスがS200で、キックポイントは元調子ですね。
NSPROからスムーズに違和感なく移行できましたし、フィーリングは苦手意識のあったダイナミックゴールドから払拭できたのかと思っています。結構アマチュアゴルファーにおすすめです。
カラーカスタムについて
カラーカスタムってご存じでない方ももしかするといるかもしれませんが、文字の通りで、クラブに自分の好きな色を埋めるカスタムのことです。結構どのメーカーのクラブもデフォルトで黒文字が印字されていると思いますが、自分で好きな色を入れることでキャディバッグなどとも合ったものが実現できるので、所有感増しますよ。
上記の通り1本あたり、1000円で11色+色なしの12バリエーションを楽しむことができます。これはどこのメーカーでもやってないんで、スリクソンを選ぶ楽しみの一つかもしれません。
今回私は11番のブルーを選択してみました。
写真は以下の通りになります
めっちゃクールじゃないですか。カラーカスタムってどんな仕上がりになるかわからない方の参考になればと思います。
使用感はいかに
ここが本題。めっちゃかっこいいんだけど、使えなきゃいけないですよね。マッスルってほんとに憧れなんですよね。
購入にあたって色んな調査をしましたが、フェースの大きめなところと、ソール形状が易しいVTソールを採用しているところもアマチュアに使えそうなので、実践してきました。
実際に使用してみた感触としては、構えはめっちゃしっくりきます。フェース面が小さいと不安になってしまいがちですが、割と大きめなので安心感がありました。
肝心な打感ですけど、マッスルバックということで打感は気持ちいいです。しっかり当たれば、飛距離もそこまで悪くないです。
ただ、、、ミスヒットしたときの距離の損失が大きいです。。マッスルって飛距離を求めるクラブじゃないのでそこは期待しておりませんでしたが、ダフったときの距離の落ち方がキャビティ使いだった筆者からしたら「これがマッスルの洗礼か」とすごく感じました。
やっぱりマッスルはアマチュアには易しくないのは本当でした。
しかし、ちゃんと当たっていないときに飛距離にも反映されるところから、逆に練習としてはわかりやすい指標のように思いました。これを使っていれば、ちゃんとインパクトできているかどうかわかるので、そこは練習の鬼には最適です!!
ぶっ飛びアイアンが主流の中で、自分はマヒしていた。うまく当たっていなかったんじゃんってきづくことができましたので、プラスの部分が大きいです。これがうまく打てる=安定してインパクトできていることになります。
あと、実際のゴルフ場では練習場に比べてダフッたら地球に突き刺さるのでまったく飛ばなくなりますので、ダフリ厳禁ってこともあり、マッスルって難しいんだなぁって思いました。
もしマッスルバックを検討しているアマチュアゴルファーの同志たちには、購入をお勧めできるのは条件付きですね。
ダフってもくじけずに向上心があり、飛距離はそこまで求めない人です。
簡単に飛距離が欲しい方にはおすすめできません。
ただ、一つ。マジでかっこいいです。
マッスルに憧れている方。松山英樹に憧れている方。かっこよくゴルフをしたいギアマニアの方。
仲間ですね。これからも練習を頑張りたいと思います。
以上